ボロブドゥール寺院(仏教遺跡)(前編)~全景と基壇と・・・ <インドネシア旅行(30)> [インドネシア・パリ島&ジョグジャカルタ]
2012年7月夏休みに、インドネシアへ6泊8日で旅行しました。(前回「ムンドゥッ寺院 (Candi Mendut)のガジュマルの木と、近くの寺院 <インドネシア旅行(29)>」も御覧ください。
ボロブドゥール寺院。世界文化遺産にも登録されている仏教遺跡。
ボロブドゥール史跡公園に入場します。通常のチケットはUS$20です。チケットを売っているところで、コーヒー、紅茶等を自由に飲むことができます。ペットボトルのお水ももらいました。お手洗いもここで済ませておきます。専門のガイドがつきました。インドネシア人のガイドですが、日本語でガイドしてもらいました。
ガイドについて、暫く、ボロブドゥール史跡公園を歩きます。でも、公園内の木々によりボロブドゥール寺院が見えてきません。ボロブドゥール寺院の正面の道に出たところで、ボロブドゥール寺院が見えました。
世界文化遺産を示す碑があります。これによると、ボロブドゥール寺院(CANDI BOROBUDUR)は、世界遺産592番目にリストされているそうです。
8~9世紀前後に50年かけて建造されたようですが、その後、1000年以上も密林内の火山灰に埋もれていて、1814年トーマス・ラッフルズにより発見され、その後、1907年から修復され、さらに、1973年ユネスコ主導で大規模な修復が行われ、1983年史跡公園が完成し、1991年に世界文化遺産に登録されたとのこと。
いよいよボロブドゥール寺院へ。ここから階段を上っていきます。
丘の上には、壮大なボロブドゥール寺院が。以前は、42mあったそうですが、1925年の雷により最高部が壊れて、現在は、38m。但し、避雷針がつけられているので、それを含めると、42m近いかも(笑)。2010年10月のムラビ山の噴火により一時的に立ち入り禁止になり、その後、修復が続いていて、一部立ち入り禁止部分があります。
最下部の基壇は、正方形の一辺が123mもあるそうです。この外壁のある第1層は、その奥にレリーフがあるということで、外壁の一部が外されて、・・・
隠されているレリーフを見ることができます。
階段を上がって1段上に上がります。回廊は、レリーフと仏像で装飾されています。
仏像も、頭部がなかったり、手がなかったり、します。
排水路です。1973年のユネスコの大修復で、別途排水路が作られたため、現在は、当時の面影を残す装飾物というところです。
レリーフの所々が黄色くなっていますが、これは、昔、カラー写真がなかった時代に、モノクロ写真をキレイに撮るために、ペンキで塗ってしまったそうです。昔は扱いがぞんざいだったようです。
さて、第1回廊は、・・・(次回「ボロブドゥール寺院(仏教遺跡)(中編)~第1回廊レリーフ <インドネシア旅行(31)>」へ続く)
ボロブドゥール寺院(仏教遺跡)
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