インド洋固有種がいっぱい。モルディブでのダイビング。 [モルディブ・ダイブサファリ]
2003年8月、モルディブでダイブサファリを楽しんだ(3日目までは前回までを参照してください)。
4日目(ダイビング3日目)、朝から天気が良い。
1本目は、南アリ環礁(South Ari Atoll)のKudarha Thila。エントリーしたら、海の中もキラキラしてとてもキレイだ。どこを見ても360°さかながいっぱいで、竜宮城みたい。今まで一番魚影が多いだろう。下から穴をとおって、上の方へ徐々に浮上しながら観察。ゴンベやハゼを見た。最初に分けられたグループなので、カメラは妻が担当で、ゆっくり魚を見ることができた。しかし、水底につかないように浮かんでいるのは結構しんどい。
朝食後、ボートでDhagethiアイランドへお買い物。桟橋を歩いて上陸。白い砂にエメラルドグリーンの海でいかにもモルディブ「南の島」って感じだ。ジンベイザメを見た記念として、布にかかれたジンベイザメの絵も買った。
2本目は、南アリ環礁(South Ari Atoll)のVillamendhoo Thila。エントリーした途端、イエローバックフュージラーやヨスジフエダイがぐっちゃりいた。中層を移動すると右前方にマダラトビエイが何枚もいた(9枚いたらしい)。
3本目は、北アリ環礁(North Ari Atoll)のFish Head。ポイントまでドーニーでの移動時間が長く、めちゃくちゃ揺れて辛かった。エントリーすると、今までより透明度が悪い。でもお魚は多い。暫く潜行すると、1mぐらいのナポレオンがいた。そのナポレオンが非常に近くに寄ってきた。後で聞いたのだが、私のシュノーケルをかじっていったそうだ。私は触れたという感触があっただけだ。アップカレントが強く、しがみついていないとそのまま流れるところだった。
日本などでは見ることができないインド洋の固有種をいろいろ見ることができた。
★イエローヘッドバタフライフィッシュ(Yellow head butterflyfish)。チョウチョウウオ科。インド洋の固有種。
★サドルバックバタフライフィッシュ(Saddlebag Butterflyfish)。チョウチョウウオ科。インド洋の固有種で、ペアでいることが多い。
★スポテッドバタフライフィッシュ(Spotted Butterflyfish)。チョウチョウウオ科。インド洋の固有種。
★ブラックピラミッドバタフライフィッシュ(Black pyramid butteerflyfish)。チョウチョウウオ科。インド洋の固有種。チョウチョウウオのインド洋版というとこか。
★パウダーブルーサージョンフィッシュ(Powder blue surgeonfish)。インド洋の固有種。ニザダイ科。
★イッテンチョウチョウウオ(インド洋型)。インド洋型は目を通る黒帯が細いことと、黄色が濃いことが特徴だそうだ。
★アデヤッコ(Blue-face angelfish)。キンチャクダイ科。これは固有種ではなく、日本で稀だが見れるそうである(私は日本では見たことがない)。
この他にも固有種などめずらしい魚がいっぱいだ!こちらの記事に掲載したインディアンバナーフィッシュ(Indian bannerfish)やマダガスカルバタフライフィッシュ(Madagascar butterflyfish)もそうだ。
この日のダイビングポイント。
(次回へ続く)
はじめまして。
インド洋の固有種を調べていたらこのページにたどり着きました。
沢山固有種を知っていらっしゃいますが
どのように”固有種”を調べていますか?
やはり本ですか?
お勧めの図鑑があれば教えてください。
海外でダイビングすると日本人インストラクターでない場合
その地域の固有種についての説明が薄いので
自分の目を鍛えておかないとと思っています。
by azu (2008-09-16 20:38)
azu さん、コメントありがとうございます。
はじめまして。よろしくお願いいたします。
ダイビング雑誌にモルディブで見られる魚が掲載されていたのと、山渓フィールドブックスの海水魚の後ろの方の付録に「インド洋・紅海の魚」というのが載っていたのと、現地のショップにおいてある図鑑などを見て調べています。日本の図鑑ではなかなかインド洋やカリブ海などの固有種が掲載されていないので、色々な資料から調べています。
by えりある (2008-09-16 21:45)